母国語との発音の違い
アメリカ国務省付属機関、Foreign Service Instituteが1973年に実施した調査では、国務省研修生がヨーロッパ圏の4つの外国語スピーキング能力を習得するのに約720時間かかったのに対し、日本を含む4つのアジア言語を習得するのには約2400時間以上必要であったと言われています。 同じ「外国語」である英語でも、日本人にとってはゲルマン語やロマンス語系の語を母語とする人よりも習得が難しいのです。
特徴的なもので言うと「R」と「L」の発音の違いです。これは英語と日本語では言葉の発音方法・周波数が異なる事が原因ですが、日常的に使う母国語と発音方法が異なるために習得が難しいといえるでしょう。
英会話を必要とする環境が少ない
ヨーロッパやアジアの諸外国では、歴史において英語が第2言語であったり、諸外国の文化・移民を受け入れたりと、生活の中で英語の需要が高かったのに対し、日本は「文化」より「知識」の輸入に重点を置く傾向が強いと言われています。海外からの書物や文化を日本語に置き換えて学ぶ「訳読」による学習の歴史が長かったため、海外文化をそのまま受け入れる機会が少なかったといえるでしょう。このため生活のなかで英会話を習得する必要性が少なかった為、英会話力に対する需要が低く、使用する場所も少ないと考えられます。
学校の英語教育の問題
上記に書いた過去の歴史に基づいて、日本では「訳読」による学習の歴史が長く、英語学習においても「翻訳」に基づく「英文読解力」が学習の中心となっています。つまり英語を英語のままで考える・英米の文化そのものを受け入れるという機会が殆どありません。さらにネイティブな教師による発音を学ぶ機会も少ない為に、英会話の発音力がなかなか上達できないのです。
日本人教師ではネイティブでない事はもちろん、第2言語の語学教授法さえ正しく学んでない教師が多いのも事実です。
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